5月30日(日)晴天の中たまねぎ収穫体験イベントを実施しました。
今回は午前の部、午後の部あわせて約50名の方にご参加いただき、お子様から大人まで幅広い年代の方に体験いただきました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
さて、農家さんの畑に入って育っている農作物を見たり、実際の農作業を体験することは普段の生活の中ではなかなか経験できないことだと思います。そこで、まずはぶらっとハウス代表理事であり、今回の収穫体験の会場となった農園のオーナーでもある篠﨑代表より今回収穫する玉ねぎのことや美味しい玉ねぎの見分け方等について参加者の皆さまへレクチャーしました。
玉ねぎの種類について
まずは、玉ねぎの種類について。今回の玉ねぎは去年の9月末にタネを蒔いて11月に植え付けたもの。半年以上の月日を経てすくすくと育った玉ねぎたちです。
さて、玉ねぎといってもいくつか種類があります。よく“新玉ねぎ”と言われるものは成長が早い「早生(わせ)」と呼ばれるもので、3月中旬〜4月頃に収穫期を迎えます。玉ねぎに含まれる水分量が多く、保存が利きません。その代わり甘みが強く、実が柔らかいため、生食に向いています。シンプルに鰹節を振りかけて醤油をかけて食べると最高ですね!
今回おもに収穫したものは「中生(なかて)」と呼ばれる種類のもので、4月中旬〜5月ごろに収穫されます。長期保存が可能で、加熱すると甘みが増すため、様々な料理に活用できる万能選手です。
そして、一般的に「玉ねぎ」として広く認識されているのが5月中旬〜6月中旬ごろに収穫される「晩生(おくて)」です。こちらも長期保存が可能で、最大1年程度の保存が効きます。篠﨑農園でもネオアースという晩生の品種が育てられていましたが、この日はまだ成長中のものが多く、収穫時期はもう少し先のようです。
倒れているヤツを狙え!
さて、続いて収穫期を迎えたもの、美味しいものの見分け方ですが、写真のように倒れていて、やや葉の緑色が抜けているものが狙い目なのだとか。
たまねぎの実の部分が土から栄養を蓄えるとともに葉からも養分を集めるため、葉から十分に養分を吸い取った玉ねぎは葉の緑色がやや抜けてしおれて倒れた状態になるのだとか。そんなた〜っぷりの栄養を実に蓄えた状態が収穫絶頂期の玉ねぎなのです。
また、ネギ類は病気に弱いため梅雨前のこの時期に収穫するのが一般的なのだそうで、まさに絶好のタイミングで収穫イベントは開催されたのでした。
収穫開始!
篠﨑代表のたまねぎへの愛情が伝わる丁寧な説明もそろそろ頭に入って来なくなってきた子供たち(笑)
ではでは、収穫開始といきましょう!
合図とともに畑へと駆け入る子供たち。気持ちはわかりますが、玉ねぎは決して逃げないので、落ち着いて!落ち着いて!(笑)
教えてもらった収穫絶頂期を迎えた玉ねぎの葉の部分を掴んで引っ張ると、あら、意外と簡単に玉ねぎが収穫できました。これはなかなか楽しい!しかも大きい!!
1キロを超えるものもあり、大物を狙おうと見定めながら引っこ抜くのが楽しいです♪
あまりにも大きいので、小さいお子さんは力一杯引っ張った拍子に尻もちをついてしまうことも。きっと今回の体験で学ぶことは多かったはず。そうやってどんどん色々なことを吸収して大きくなってください!
参加者の皆さん共通して「無心になれる」と、日頃の環境とは異なる新鮮な体験に心地よい疲労感を味わっている様子が伝わってきました。自然と触れ合いながら鳥たちの囀りをBGMに体を動かす体験は、梅雨前の晴天も後押ししてとても清々しく充実したひとときになったようです。
というわけで、収穫体験イベント無事に開催できました。また第2弾を企画するので、その際はぜひご参加ください。
ありがとうございました。またお会いしましょう!!
※当イベントは新型コロナウイルス感染症予防対策を施し、人と人との距離を十分取って実施しました。